2018年は動くぞと

20180330の櫻／川崎

　今年は動く感じ、と思っていたら、やっぱりぐんぐん色々と動いている。
　いや、流れにうまく乗ることをいつも感じていられるようになったかな。
　これが齢を重ねるということか。
　経験が積み重なってきた、ということにしておこう。

　昨年夏に身体のメンテナンスをした。
　命に関わる現場で働く人々にお世話になり、じっくりとそのお仕事を拝見させていただいていた。
　丁寧に一つ一つのことに気遣いながらそれぞれの役割を、できるだけ、淡々と穏やかにこなす人々。
　自分の痛みや苦しみや不安にじっと耐えて、静かにそうっと毎日を過ごす人々。
　心に不安や心配事を抱えながらも、動揺せずに本人を気遣おうと努める家族たち。

　人の尊厳、というものを考えた。
　生きている、ということの凄み。
　死とは何かという問い。

　自分は、我儘でちっぽけで役立たずだと思った。
　でも、生かされているのは、何か意味があるのだろうと思った。
　そして、こんなに大きな愛に満ちている空間に居させてもらえることに感謝した。

　私自身は幸いなことに、大きな病ではなく、無事に退院してリハビリして完治して、すぐに演奏も教えることも日々の生活も戻ってきたのだが、世界が何か変わった気がした。それは自分の中の何かが変わったのだろう。

　まあ、能天気に音楽をやっていて、相変わらずに見えるとは思いますが、何とか何かの役割を果たしていきたいと強く念じてはいるのです。

　みなさまに深く感謝いたします。
　
　さて、流れに乗って、ワクワク。